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Channel: 風に吹かれて
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【その笛を越えて行け!】

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720()   東京V 2 - 1 柏 (味スタ)

得点:前半12分 福西 崇史、後半32分 ディエゴ 後半39分 大谷 秀和

某巨大掲示板が規制がかかっていて書き込めないが故に、このやるせない気持ちの吐き出し口を求めて自分のブログを更新しようと思い立つ辺り、私も相当終わっているのかもしれない(笑)

ノブリンは、前節・大宮戦で薄氷の勝利を飾ったメンツからポポとアレックスを削ってきた。夏場の中二日の連戦で、年寄り…もといベテランの体調を慮ったものらしい。で、ポポのとこにはアレックス、巌のとこには左サイドからキャプテン・大谷を上げて、空いたところに石川直樹を入れる。ナオキはシーズン始めはかなりコンスタントに使われて、それなりに実績を出していたし、アレックスはフランサ復活の煽りを食ってベンチを強いられていたから、きっと鬱憤晴らしの意味を込めて大活躍してくれるはず!

…という妄想が瓦解するまでに、5分とかからなかった。

良い様にバックラインがサイドに釣り出されて、空いたところから福西に綺麗に決められる。

なんつーかですね、ボールが落ち着かないですよ。同じ中二日の筈のヴェルディの選手の方が余程出足が良くて、プレスどころの騒ぎじゃないのはまだしも、マイボールにしたものをわたわたと大慌てでパスしようとして、パスミスになり、あっさりとボールを失ってしまう。原因はわりと簡単で、いつにも増して省エネモードのフラ様と、そしてあからさまに巌の不在だった。

そう、柏の快進撃は実は、この汗だくだくの季節に腎臓一個だけという非常識な身体でプロアスリートをやっている子沢山のお父さんの頑張りでもって、支えられていたのだ。一瞬でフィールドに魔法のパス(MP300くらい消費する奴)を通すフラ様に対し、巌は90分続けて串でたこ焼きをひっくり返す様に(一回、HP10くらいずつ消費する奴)ボールを奪い続ける。獲ったら、容易なことでは失わないし、回りの選手たちの動きを見て余裕のあるパスを出すことが出来る。

後半、巌が頭から投入された途端、嘘のように柏ペースに傾いたのには笑ってしまった。タニがポリバレントに頑張っても、カマジが新卒ルーキーとしてはあり得ないほど馴染んでいても、巌の代わりにはなれないのだ。

後半終わり間際にフラ様→ポポの交代。どこか傷めていたとの情報もある。これで46分でノブリンは2枚のカードを使ってしまった。…でもなあ、これは責められない。

巌に関しては体力面を考慮するのは当たり前だし、フラ様は…こないだの大宮戦後のヒーローインタビューで、『1試合ごとにコンディションは上がってきた。次のヴェルデイ戦ではもっと良くなっているはず』なんて言うんだもん。ここまで言われては、ノブリンだって先発から外せやしない。後半15分でカマジを削って(巌のワンボランチ(^_^;))ミノルを投入したことで、ゲームの流れは一気に柏に来た。

が。ここで新たに立ちはだかったのは。

あんまり言いたくは無い。けど、言っちゃう(笑)。審判の壁だった。

審判に関しては、その昔フリューゲルスの監督だったカモシューが言った『審判の笛は一年通して見ればプラマイゼロや』という格言をなるほどなあと思ったので、なるたけ文句は言わない様にしている。あのだだっ広いフィールドをたったの三人で見るスポーツなんだから、ミスは一定の確率で起り有るのだ。だけど。

まず、伏線はあった。ちょっと故障があったというポポが無理押しで投入されてプレーをしている間に、何度かシミュレーション、までは行かないでも、突っ込んでおいて『今のは?』的に振り返る場面があった。これが審判にはお気に召さなかったのだろう、柏へのファウルはかなりの高率で流される様になってしまう。

で、これを踏まえたのかどうか。ディエゴがドリブルで持ち上がって来るのを、パンゾウとのコンビで処理しかねた古賀ちゃんが、ファウル覚悟で止めに行く。ショルダーチャージながら、一発レッドでPK献上。ディエゴに左隅に決められて2-0.

でも、ここでうちの選手たちは諦めなかった。前半の走れなさっぷりはいったい何だったの?と思うくらい、一人少ない状態でボールが動き始める。コーナーから大谷が流し込んで、1点差。

行け行けGO-GOになった辺りから柏に不可解な笛が目立ち始めた。土屋のハンド見逃しで、柏ゴール裏は『イラッ』の導火線に火をつけられた。それを爆発させたのが、太田がヴェルディのDFと競り合様にしてライン際を上がってきた場面。太田のいっとう得意なプレーで、見事相手選手に当ててボールはタッチを割った。柏ボールのCK…のはずが。

メイン寄りの目の前で見ていた副審は、ヴェルディボールのゴールキックを指示する。一瞬、呆然としてから、見たこともないほどの勢いで食って掛かる太田。

そりゃ、そうだって。良くあるパチンコ玉の様なリフレクションは何も無かった。あれでCKがもらえなかったら、サイドアタッカーとしての太田の存在意義がなくなってしまう。

で、ここで問題なのが主審は副審に確かめることも無く、抗議をする太田に向かってイエローカードを切ったことだ。ゲームの最高裁量者として、正しいレフリングをすることも出来なかったばかりか、副審に状況を確認する正規の手順も怠った主審に、柏のゴール裏は私の記憶にある限り、最大のボリュームでブーイングを放った。だって、選手が抗議したら紙貰っちゃうんだから、私らが叫ぶしかなかったのだ。

その後も土屋のハンド見逃しだの、ポポへの不可解なイエローだの(劣悪な芝に足を取られて、ポポと相手選手が二人してバランスを崩しただけ)が重なって、試合が終わる頃には柏ゴール裏は最高潮に出来上がっていた。(チュンソンの幻のゴール取り消しは、あれは妥当)

ヴェルディ側の歓声を圧する、柏からのブーイング(引き続き、審判に対しての)を浴びながら、ヒーローインタビューを受ける福西の爽やかさが憎たらしかったこと!

試合後の挨拶で、いつも笑顔のキャプテン・大谷の顔がこわばっていた。前半グダグダだったチームには、最近では勝ち試合の後でも記憶に無いほどの、大きな拍手と声援が送られた。

頭を冷やしてみれば、ヴェルディの勝利は実に妥当だった。フッキ、服部という中心選手を欠いたことでフレッシュに選手たちが躍動したヴェルディに対し、同じ中二日のコンディションながら、うちは前半でひどいサッカーをしてしまった。数少ないチャンスに決めきれない詰めの甘さは、言うまでもない。フランサという魔術師を擁するが故の、魔法への依存。

『審判の笛は一年通して見ればプラマイゼロや』は、やっぱり正しい格言だと思う。そのマイナスに傾いたときをどう乗り越えるかが、チームの本当の強さなのかもしれない。

次節は古賀ちゃんとポポが出場停止、チュンソンが北京拉致、フラ様?で、かなりのとこメンツが代わる。たっちゃん、ミノル…ミニモニ好きなブログ主は、これが結構、楽しみだったりするんだな() 魔法が通じなければ、剣を、槍を、手持ちの武器を全て繰り出して、眼前の敵と戦うしかないんだから。

最後に。審判はフィールドにおいては神様だろうけど。神様になっちゃいけない人も居るし、いったん神様になっても降格する勇気を持たなきゃいけない人も居る。それが曲がりなりにもワールドカップを主催した国の最高リーグの審判ならばなおさら。神様がいったん失った信頼を取り戻すのが難しいのは、ちょっと考えても判りそうなものだ。

試合開始前のパフォーマンスと土屋のセレモニーへのブーイングは、ブログ主は居なかったのだが、もし本当ならばゴメンナサイ。バウルは傭兵と考えられているので、波戸さん同様、あの脱走劇からはブログ主の脳内からはもう削除されているんだけどね。

ディエゴ可愛いよ、ディエゴ(←甘い、甘すぎる。でも、ディエゴは特別なんだよな~)。やっぱり極上のプレイヤーだと思う。

さて。何とか怒りを書くエネルギーに変えて来たのだが、いきなり大ニュースが飛び込んできた。

薩川了洋現役復帰?

えええ~!下ちゃん、それ、本当っすか?パルセイロ出向が決まった時点で、こう言っちゃ何だけど地域リーグレベルならば、まだ最強じゃないか?と夢想してましたが…ちょっと待って。心の準備が()

ちょっとデリケートなことかも知れないから、この話題については改めて。


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